管理栄養士としての活動について教えてください！

店舗では毎週金曜日に栄養相談会を実施しています。ドクターから「この方の体重を減らしてください」と依頼を受け栄養相談を行うケースもあれば、患者様からの「最近、食が細くなって…夏バテしないおすすめのレシピありますか？」というお声がきっかけで栄養相談がはじまったケースなど様々です。その場の栄養相談で終わることはなく、次回来局時の目標を一緒に考えて設定しています。

ただ、意識は薄れていきますので定期的にお電話で体調のことや目標達成にむけての進捗状況をヒアリングするなど患者様に歩み寄ることを大事にしています。
ミズには管理栄養士が10名在籍しています。「管理栄養士チーム」として料理教室の開催や季節の野菜を使用したレシピの考案、活動の検討会などを行っています。年齢が20代～30代と近く、コミュニケーションもとりやすく、それぞれ異なる店舗に勤めていますが日頃からＬＩＮＥや社内メール、電話などこまめにやりとりを行っています。月に一度、ミーティングを実施し、1ヶ月の間に取り組んだこと、進めていく中で悩んでいること、困っていること、予定しているイベントの内容など話し合いを行います。

管理栄養士チームの中でもそれぞれ担当があり、私はSNS(栄養士LINEとInstagram)と、鹿島地区の栄養教室を担当しています。SNSでは、レシピや豆知識、活動紹介を行っています。鹿島栄養教室は、5年前から地域包括支援センターから依頼をいただき、介護予防を目的に、料理教室や栄養講座、運動を行っています。

管理栄養士として新しい知識を取り入れるために意識していること、苦労したことを教えて下さい！

これまで自分自身の知識不足を補うために個々で勉強していました。
しかし、この学んだ内容をチームで共有することでチームのレベルアップにもつながると感じ、今は管理栄養士のチーム内で勉強会を実施しています。勉強会の中で、自身が担当する患者様の栄養相談の内容はこれでよかったのかと悩んだときは、自分の担当患者様の症例を勉強会で行い、他の管理栄養士の意見を聞きながらレベルアップにつなげています。

もしかすると「管理栄養士＝料理が上手な人」というイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが私は正直苦手でした…。料理教室の運営計画を進めていく中で、参加者様は私よりも年上で経験豊富な方ばかりのため、苦手な人が講師だなんてダメだ。という考えから一生懸命準備を行いました。今では、仕事帰りに食べたいと思った料理を自宅で作ることが楽しみです。

スタッフが多い店舗での勤務ではどのようにチーム力を高めていますか？

医療事務として私が勤める店舗は総合病院の前にある薬局です。薬剤師が6名、医療事務スタッフが7名所属しており常に会話がある賑やかな雰囲気でお仕事ができています。しかし、人数が多いため全員が揃って出社することは稀です。だからこそ薬局長を中心に【報・連・相】を徹底しています。
また、毎月店舗内でミーティングが実施されお休みなどで参加できないスタッフにも共有できるように議事録を残し、参加したスタッフの認識にも相違が無いように取り組んでいます。

「入社してよかった」と思うことはありますか？

私は地域の方と関わりながら管理栄養士の資格を活かしたいと考え就職活動を行っていました。
薬局は薬をもらう場所という印象を持っていましたが、管理栄養士が食事の面で介入することで健康に寄与できるという働き方をミズの会社説明会で知り、「自分がやりたいことがミズで実現できる」と思い入社しました。実際に血液検査の値が改善につながったときには私も患者様の健康に携われているのだと感じました。

ほかにも、私が栄養相談にむけて作成した資料を「ご近所さんに配りたいから何部かほしいです」と患者様へ依頼されたこともあり、栄養相談以外にも料理教室の開催、拠点病院との連携など薬局の強みを活かして活動できています。

仕事をする上で、必要だと思うスキルを教えてください。

必要だと思うスキルは２つあります。まず1つ目は傾聴力です。患者さんが何を求めて相談されているのか？などお一人お一人の背景に寄り添って健康相談を実施するように心がけています。
2つ目はチーム力を高めることです。すべての業務において一人で物事を進めることは一つもありません。チームで取り組むことを意識しています。

趣味はありますか？

ライブに行くことです。好きなバンドがあり行ったことがない県での開催が決まると旅行も兼ねて予定を組んでいます。先日は岡山に行きデニムを作ってきました。
ライブはもちろん楽しみますが、行ったことがない土地を観光したり、その土地ならではの食べ物を食べたりして、リフレッシュしています。