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インタビュー
「力になりたい!」
という想い
薬剤師
staff6

株式会社ミズに決めた理由は?

私は7年間、病院薬剤師としてがん患者さんと向き合う時間を重ねる中で、「地域にがん領域専門家が根付いていけば救える命が増える。そんな仕事をしたい」と想いが強くなり、2008年に溝上薬局に入社し、2015年に「外来がん治療認定薬剤師」を取得しました。

どんな薬剤師でいたいですか?

まず患者さんに、がん疾患について理解してもらうことから始まります。

しかし“癌になった“事実をすんなり受け入れられる方はいません。ショックで言葉が出ない方、その場で泣き出す方もいらっしゃいます。“癌になった“この先を戦っていく患者さんに寄り添い、不安を和らげ、共に歩んでいくことが我々の仕事です。同じ癌種であってもひとりひとり環境など違いますから、説明の仕方や声のかけ方は間違いなく変わります。ひとりとしてマニュアル通りの対応をした患者さんはいません。がん治療を支える私たちは、人生に触れ、人生を共に考えます。薬剤師に必要なことは「病気」を見るのではなく、「人」を見ることです。

私の使命は、患者さんに安心してがん治療に向き合ってもらい、治療継続を支えることです。以前私が担当していたがん患者さんが亡くなりました。「自分は一体どれだけお役に立てたのだろうか?」と、答えのない自問自答を繰り返しました。しかし亡くなられた患者さんのご家族が私を訪ねて来てくださり、「あなたに会えて良かった」と言葉をいただいた時、何とも言い表せない気持ちが込み上げて来て、あらためて患者さんに寄り添って行く決心をしました。患者さんを支えているようで、実は私が支えられていることに気づきました。「救いたい!」「力になりたい!」という想いと、医療人として出来る事を追求する姿勢が「外来がん治療認定薬剤師」には必要です。

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